自由人☺完全退職

退職後初日は明石大橋がみえるホテルですごす粋な計らいを嫁がやってくれた。部屋から明石海峡がまじかに見える絶景。夜のライトアップされた明石大橋はうつくしい。ディナーもうまいしビールも格別だ。やっと自由な時がきた。４０年間という長い時間よくも働いたものだ。おおむねやりがいのある会社生活だったと思う。苦しい課長時代、中国工場立上げ、本社工場、中国工場閉鎖、国内生産拠点、そして関係会社とよくぞまあ点々と。その間なんの不安もなく働けたのは嫁のおかげだ。３３年間の結婚生活だったけどその間１２年は単身赴任生活。気が付いたら子供たち３人は結婚をして出て行ってしまった。順調に育ったと思っていたのが聞けば結構めんどくさい時期があったようだ。ややこしい思春期の頃に単身赴任だったのでその間のつらい時期は一切しらないお気楽なことだ。よくぞ子供たちをこのように大きくしてくれた。ありがとう。子供たちが出て行った代わりに今度は自分がお世話になるわけだ。世間では退職した夫に対しいろいろ言っている。働かない夫はもはやうとましいだけの存在であるとか妻の憂鬱、夫の定年は地獄のはじまりだとか。。。。うちではそのようなことはないと思うが、これから一緒に過ごす時間も格段に増える。是非これからは嫁孝行をしたいと思っている。とはいうもののなにをすればいいのやら。。。

今回、再雇用を断り金より時間をとったわけだ。あと何年生きるかわからないけど親父の逝った年齢を考えればそう長くない。それまでの間、自分の好きなことに時間をかけたい。行ったことのない場所にも旅行したい。本もよみたい。もちろんテニスやゴルフもより多く時間をかけたい。でも本当は、世間一般みなが仕事を辞めていく６５歳までには、定年後生活を安定させ、自分自身に誇れるなにかを作り上げておきたい。仕事をしなくなったパワーを是非集中させ頑張って確立したいと思う。
毎日時間を大事にして充実した日々を送っていきたいと思う。