定年まあじいの趣味三昧

定年後を自由に生きるまあじいの日記

日常生活🌸うなぎ

今日は将棋屋という老舗の鰻屋で昼飯をくらう。このような古い老舗が自宅近くにあるとは思いもよらなかった。11:30に予約したが予約客の車で駐車場は満車。なんとか店の軒先に停める。こういったときは小型車がいい。鰻をやく煙と匂いがこれ見よがしに換気扇から吹き出ている。周りは住宅街。毎日毎日この匂いにさらされながらの生活もどうなんだろうとよけいな心配をしたが大きなお世話だな。店構えはなつかしい昭和ノスタルジックな佇まい。ここはいったいもともとは何だったんだろう。屋号が将棋屋というくらいだから将棋をやっていたところか。その合間に鰻を出していたんだろうと勝手に納得しながら、焼いている厨房を後目に土間を通り奥の和室に案内される。柱や建具、壁など時代を感じさせるなんともここだけ違う空間のようだ。小さな中庭を通し隣の部屋が見えるレイアウトもいいし窓から吹き込む風も何故か涼しい。(というかコロナ対策のためエアコンかけて窓をあけてました。)
f:id:gomangoman:20200803220642j:plain
f:id:gomangoman:20200803221223j:plain
鰻はあまりすきではなかったが60年も生きていれば志向も変わっていく。最近うまいと思うようになったのは魚大好きな嫁の影響が大きいのかもしれない。少しの時間待ってお茶が出てきたが店員は注文も聞かずしてすぐに出て行ってしまった。また来るのかと思っていたけどなかなか来ない。どうなっているんだろうと待っていると鰻重が運ばれてきた。そうか昼はこれしかやっていないんだ。メニューがなかったのはそのせいか。あとで納得した。
f:id:gomangoman:20200803220739j:plain
微妙に小さい重箱におさまった鰻も一尾とはいえミニサイズ。さっそく食するが、「めちゃくちゃ旨い!」というほどではない。普通に旨い。舌が肥えてきたのかこんなもんだと思う。
関東と関西で焼き方が違うというが、昨年、掛川で食ったあの身のふんわり感と皮のぱりぱり感はない。関東は一度蒸したあと焼くらしくその分手間がかかりこの食感がでるようだ。嫁は掛川で食った方がうまかったと言っているがそれが理由かもしれない。まあ贅沢にもこの絶滅危惧種になりそうな鰻を、今食える幸せを感じないといけないよな。必ずそのうち絶対食えなくなるよ。それまでは堪能しよう。次回は何処へ?
f:id:gomangoman:20200803222051j:plain